折り返し地点




ようやく旅行も半分のあたり。
引き続き旅行北海道編、あらすじだけを駆け足で。




8/25 金曜日  9時20分頃に起床。
            相変わらず通行人とかに白い目をされるが、これははしょうがない。
            まだぱっぱとテントをたたみ朝飯を買いに出かける。
            そしてブルボンの元へと出かける。
            この日も「ニホンカイユーロス」と書かれてある看板の所にいたが、
            俺はもうだまされない。30分以上かけてゆっくりと堪能した。
            写真も9枚ぐらい撮ったしツーショットも撮った。満足満足。

            この後、昨日行くはずだった日成牧場にビワハヤヒデを見に行く。
            何故か途中の道が砂利道だった。
            ここにはビワハヤヒデ一頭がぽつんといるだけである。
            それ以外には厩務員すらいなく、何か寂しいところであった。

            さてお次は白井第1牧場に行く。ここも個人経営の所である。
            オーナーらしき人に見学の許可をもらい、放牧地や馬房に
            馬を見学にしに行く。側では牧場の人たちがせっせと働いていた。
            仕事中にも関わらず、見学許可をくれるのは本当にありがたいことだ。
            ここにはミスタートウジンやらグルメフロンティアと言った馬がいたので、
            写真を撮りつつ堪能する。

            さてお次は社台SSに行くことにする。
            場所的には昨日行ったノーザンホースパークの近くである。
            お昼前に着いたが、昼休憩中であり、1時からがメジロマックイーンと
            トウカイテイオーが見学でき、2時からスペシャルウイークとエアジハード
            が見学できるらしいので、時間がまだあるので先に昼飯を食いに行った。
            千歳から苫小牧まで戻り回転寿司を食べた。
            これが今までの旅行の中で、一番の贅沢な食べ物では無かろうか?
            しかし一皿オール100円という手頃な値段なので腹一杯食うことが出来た。
            それでもお昼だから1000円でおさまったので上々だ。

            さてそんなことしているうちに時間が無くなってきたことが判明。
            25分で千歳の社台SSまで戻らなくてはならなくなったので、
            大急ぎで車をとばす。途中某レースゲームみたいに
            車が小ジャンプしたりもしたが、何とか12時57分に到着する。
            着いてからしばらくしてマックイーンとテイオーが教務員の人に
            連れられてやってきた。マックイーンは草ばかり食べて食い意地が張ってたが
            テイオーの方は10歳を越してるとは思えないほどの堂々とした風格であった。
            この後近くの店の中で1時間ほどたむろしており、2時にACEのお目当て
            スペシャルウイークとZenのお目当てエアジハードがお目見えした。
            個人的にはジハードのユタカオーにそっくりの毛の色が好きだ。

            見学時間は10分もなかったのですぐ終わってしまい、一路今度は
            札幌へと向かう。札幌に着くなり、ゲーラボに載っていたマニアックな
            お店を探すことにするが、これが意外と手間取る。
            コンビニで地図を立ち読みしたり、道を店員に聞いたりしてようやく到着。
            しかし言われてるほどマニアックな店じゃないと思った。
            まあもっともゲーラボが2年以上前のものだから、現在のことではないのだが。
            京都とかに普通にあるファミコンショップとそうあんまり変わらない感じだ。
            Kairuもお気に入りのものを見つけて買おうとすると『これは非売品です』
            と言われる始末だし。まあ店から出たとき、案の定彼の片手には袋が
            握られており、笑みを浮かべてたのは言うまでもないが。
            まあしかし本命は秋葉原でと言うところだろうか。

            このあと行き先を失い、しばし札幌市内をうろうろすることにする。
            すすきの巡り@車の中からもして、最終的にはいつもの
            ドリンクバーとサラダバーがついてるレストランに腰を下ろした。
            そこで色々と喋りながら明日以降の予定を決める。
            とりあえず寝るとこを決めることになったが、さすがに札幌市街では
            テントを立てるわけもいかないだろうと言うことでこの日は車の中で
            寝ると言うことに決定した。場所は翌日札幌競馬場に行くので、
            そこの近くの高架下にひっそりと車を停車。
            このあとコンタクトをはずそうとしてどっかに落としてしまい、
            一人でパニックになるというハプニングも発生。(結局見つかったが)
            Zenはいつも通り『暑い暑い』と言いだし、テントは立てなかったが、
            一人で寝袋を組み立て始め、一人車の外で寝ることにしたらしい。
            まあ3人だと結構足を広げて寝られるのでありがたかったが。
            旅の疲れか睡魔が訪れるのは早く、5分ぐらいで眠りに落ちる。


8/26 土曜日  朝、騒音とともに目覚める。朝になって気づいたが、どうやらこの場所は
            市場のセリかなんかをするところであった。
            車の後ろではおじさんたちが忙しそうに働いている。
            7時半頃に仕事の邪魔だからと立ち退きを要求される。
            まあしかしZen曰く6時頃から仕事をしてたらしいから、今まで
            寝かしてくれたことに感謝しつつ一路コンビニへ向かう。

            さっくと腹ごしらいが終われば、今日は第2次札幌ジャンピングチャンス、
            つまり競馬で当てて儲けようの日である。
            この日は縁起担ぎと、一度行ってみたいと言うことで
            1500円払って、A席の指定席に行くことにする。
            初めて行く指定席、そこはゴール板の本当に真ん前だった。
            「これは運がいい、今日は当たるかもしれない」そう確信した。
            が、不運は1レースから訪れた。
            このレースはみんな『本命がちがちだろ?』と言う共通意見であった。
            おれもそれは揺るぎないなと思い、本命1点買いをした。
            ・・・はずだった。
            レースは案の定本命で決まり、まずはみんなさくっと当てた。
            しかし俺は馬券を見て絶句した。なんと本命の馬の隣の馬を買っていたのだ。
            マークシートミスである。
            しかも1番人気−最下位人気の組み合わせであり、もしこれが来てたら
            一気に10万円もの配当があった、そんなばかげた馬券であった。
            この日はそれ以降場内掲示板で『マークシートミスはしないようにしましょう』
            と言うのが表示されるたびに、俺はみんなにからかわれ
            徐々に凹んでいったのである。
            出だしをくじかれた俺はその後もゴンゴロゴンゴロ坂道を下るように
            負けていった。1勝8敗ぐらいだろうか?
            結局この日は5000円ぐらい負けた。
            ここで20日と今日の両方をたした結果発表。
             Zen     −3000円
             ACE     −3000円
             りきっど   −8000円
             Kairu     −16000円
           ・・・さんざんたる結果であった。入場料とかも入れれば確実に1万は越してるし。
           やはり夏競馬は俺には会わないと言うことが再確認できた日であった。

           弱冠ブルーな気持ちで大将の待つ登別へと車を走らせる。
           来た道では戻らずに、峠越えで帰ることにした。
           ZenやACEはなにやら悲鳴らしきものをあげていたが、
           案外運転している俺は楽しかった。ひょっとして峠適正あるかな?
           途中舗装していない道路とか、通行止めになっているところもあったが、
           夕方7時半頃に登別市内に到着する。

           そして大将に再会。『うまいラーメンやに連れて行ってやる』と言うことなので
           ありがたく奢ってもらうことにする。
           店に着いてトイレに入ってる間に、何故か俺の注文はカレーラーメンに
           決まってしまってた。カレーライスやカレーうどんはいいのだが、カレーラーメン
           は嫌いだったので、いつも通りの醤油ラーメンに変えてもらう。
           基本的にはあんましコッテリしたラーメンとかも苦手である。
           ちなみに味は大将のお薦めだけあって美味しいに決まってる。
           しかも店長であるおやじさんも面白かったし。

           さて、飯も食い終わりこの前行った温泉に行く。
           相変わらず露天風呂で1時間以上つかりながら喋っており、
           大将の家の喫茶店に帰ってきたときは11時もとっくに越していた。
           この後俺と大将だけ例のMダ石油へとガソリンを入れに行く。
           大将がそこそこ飛ばしてたので、俺も負けじとついていく。
           ・・・間違いなく北海道感覚になってしまったと自分でも思う。
           本州に着くころには元に戻さなきゃな。
           大将は俺が峠を越えて帰ってきたと言うことと、自分の車についてきてた
           と言うことに驚いていたが。
           大将の家の喫茶店に戻って来たとき、Zenはクレープを食っており、
           ACEとKairuは店に置いてある漫画を読みふけていた。
           そこで俺もクレープをもらうことにした。甘くて美味しい。
           Zenは大将と、お土産に送るカニの交渉をしていた。1匹500円ぐらいに
           なりそうだという。俺は3匹ぐらい注文し、ACEが2匹、Zenは20匹ぐらい
           注文していた。
           そういうやりとりを聞きながらクレープを食い終わると、
           満腹になったせいか、疲れがたまっているせいかは分からないが、
           俺はいつの間にか一人眠りの世界へと落ちて行っていた。
           時計の針はゆっくりと、今日が終わる時間を指そうとしている。