西へと続くこの道で




引き続き旅行〜関東編


8/31 木曜日  東京最終日。せーじと別れ車で秋葉原に向かう。
            そしていつものごとく現地ではバラバラで行動する。
            俺は前々からほしかったSFC版『星のカービィDX』が安く売っている
            店をZenが見つけてくれていたので、それをゲットする。

            この日は最終日なので一部の人は気合いが入っていた。
            俺は来年の春ぐらいにでもPCを買い換える予定で、PC関係の品は
            それまで買わんとこうと思っており、ソフトとかもおおよそは見回ったので
            まあ色々な店をぐるっと回って品定めというか、ウインドウショッピング
            をしていた。Zenも欲しいものが売っていなく、他に買うものが無かった
            (単に金が足りなかっただけ?)のでACEについていったりしていた。
            しかしKairuは最終日と言うことで、必死に美味しいジャンク品がないか
            探しており、ACEは同じく必死で掘り出し物のソフトや同人誌や
            頼まれてる物などを探していた。
            いやいや、すごいバイタリティーである。
            まあ詳細は、そのうちアップされるであろう
            ACEのくそ長い日記でも参照してくれればいいだろう。

            そして買い物終了。各人の秋葉原で使ったお金は
            Zen        5000円ぐらい?
            りきっど      8000円
            Kairu        1万円ぐらい?
            ACE        2万5000円超
            おそらく俺とKairuとZenをたしたのよりも、ACEの方が買った額の方が
            多いのでは無かろうか? さすがはACEである。

            さてこの後、川崎まで戻り、いつもの銭湯で風呂に入ることにする。
            おそらくこの旅行最後の風呂になるであろう。
            風呂から上がった後、使ってたタオルをコインランドリーの乾燥機で
            乾かしてる間に、トランクの整理をすることにした。
            旅行も終盤にさしかかっており、トランクの中はかなりゴチャゴチャである。

            ★この時点で邪魔な物(偏見)
            1位 一度しか弾かれなかったACEが持ってきたギター
                (正確にはZenの弟の物)
            2位 北海道では確かに役に立ったが、今となれば役立たずのクーラーボックス
            3位 北海道では大いに役に立ったが、今となれば眠っているテントセット
            4位 やたらに多いACEのおみやげ
            5位 やたらに多いACEの秋葉原で購入した物

            とりあえずはもう使いそうにない荷物とACEの荷物を奥に入れ、
            10分ぐらいかけてトランクを一応きれいに整理した。

            さて、時計は夜の6時をすぎていたので、夕飯を食うことにする。
            と言うわけで一路、横浜中華街を目指して車をとばす。
            やはり横浜に来たら中華街で中華を食わなくては。
            何てったって、今回の旅行はグルメツアーを一応兼ねていることだし。
            金はないけども。

            しかしさすがは首都圏、道が混んでいる。しかも国道を走ってたはずが、
            いつのまにやらバイパス(有料道路)を走ってることに気づく。
            どおりで信号がないと思ったんだよなぁ。
            暗くて看板が見えなかったのと、不慣れな道のせいだろう。
            急いで次のインターでおりる。350円払わされるために・・・。
            その後現在地を地図で確認してみると、どうやら横浜をそれてしまったようだ。

            国道で横浜に向かうこと1時間、ついに中華街に到着。
            派手な建物、派手なネオン、これこそ中華街である。
            しかし時間が9時近くだったために、ほとんどの店が閉じかけようとしていた。
            これはやばいと思い車を路駐し、俺とACEとZenで中華街を散策する事にした。
            Kairuはこの時点で金が3000円ほどしかなく、この日は絶食するらしい。
            Kairuのお金をここまで減らすとは、恐るべきは秋葉原と札幌競馬場。

            さて、俺ら3人は中華街で繰り出したのだが、ほとんどの店が閉まっていく。
            しかも、店の食い物の値段がとてつもなく高い。
            一品2000とか、コースで1万越とか、とても今の俺らではきつい額である。
            そこで話し合った結果、予定を変更。
            路上で売っている豚まんを買うことにした。これも貧乏が悪いのである。
            普通の肉まんと、激辛肉まんが売ってあったので、
            俺とZenは普通の豚まんを買い、ACEは激辛豚まんを、
            そしてKairuにもこっそりと激辛豚まんを買ってやることにした。

            自動販売機でジュースを買い車に戻る。
            Zenは『メッコール』という名前の怪しい謎のジュースを買ってた。
            車に戻りKairuに激辛豚まんを渡す。それとは知らずに食べるKairu。
            さて反応はいかに・・・、と思いきや無反応である。
            『それ激辛やけれども、辛くないん?』と聞いたところ、
            『あんまし辛くいし、それよりも美味しい』との答えが。
            俺とZenが2つの豚まんを食べ比べてみて納得する。
            普通の豚まんは食べ比べてみると、味がぼけてるような感じであり、
            激辛の方は、言うほど辛くもなく、逆に味がはっきりしていて美味しいのである。
            せっかくKairuをはめようと思ったのに残念である。
            ちなみにZenが買ってきたジュースは、俺とZenとACEは知らなかったけども、
            どうやらKairuは知っていたようだ。どうやら昔、大須に行ったときに
            友達に買わされて飲んだらしい。Kairuはとてつもなくまずいと言っていたが、
            Zenも飲んでみて相当まずかったみたいだ。

            そういえば秋葉原のところで書くのを忘れていたが、自動販売機にて
            『Dr.pepper(ドクターペッパー)』と言うジュースをこりゃまたZenが買った
            のだが、これはジュースとは思えない代物だった。
            昔関西でも発売していたのだが、あまりのまずさの故、その姿を消したという。
            その幻のまずいジュースがまさか秋葉原に売っていたとは・・・。
            ちなみに4人ともそのジュースは一口しか飲まずに、おそらくはまだ
            330mlぐらい残っていたのだが、こっそり道に置いていったほどだ。
            北海道にいた時も、北海道限定の炭酸飲料、その名も『リボンシトロン』
            と言うのもあったが、これも結構まずかったし。
            大将にまずいと言ったら怒られたが。
            よく考えてみれば、今回の旅行ってまずいジュースにかなり巡り会えた。
            少なくとも俺の記憶にあるジュースで、これら3つに勝てる物はない。
            これからは『Dr.pepper』を筆頭に『メッコール』『リポンシトロン』の3つを
            『まずいジュース3強』とでも名付けておこう。
            まぁ、KairuとACEがいるいじょう、
            このようにネタが転がり込んでくるのは必然と言うことだろうか。

            一応夕食も終わり、いよいよ関東ともおさらばして名古屋の方に向けて
            出発した、・・・はずだったのだが、国道1号線との合流点にて、
            名古屋に行くためには左に曲がらなければいけないのだが、
            何故かそこの交差点は左折禁止で、右折のみ可なのである。
            これは運命のいたずらか、それとも誰かの陰謀なのか、
            何故か俺らの車は、目的地とは全く反対の東京へと向かっていくのである。

            しかもこの時、俺は運悪くコンタクトをしていなくて眼鏡をかけていた。
            コンタクトなら視力が1.2でるので問題ないが、眼鏡だと0.4ぐらいしか
            視力がでない。運転する分にはまあさほど問題ないのだが、
            なにせ夜なのもあり、全くと言って道路標識やら案内板やらが見えずに
            俺自身もどこに行ったらいいのか分からないのである。
            とりあえず近くのコンビニにより、ジュースなどを買い、コンタクトを付け
            地図を見て現在地を確認して、再び出発する。

            国道1号線の逆の流れに乗ることができ、再度名古屋を目指すことにする。
            もちろん国道1号線なので、このまままっすぐ進めば良いわけだなのが、
            俺は246号線が好きなのである。箱根マラソンも嫌いではないが、
            漢ならばたとえ遠回りでも、山の中を通っても246号線でいかなければ
            ならないと思う。そういうわけで進路を246号線にとる。
            246号線に入り、順調に走ってたのも束の間、急遽渋滞に巻き込まれる。
            時間は夜の11時ぐらいなので、通勤ラッシュとも考えられないので
            何でだと思っていたところ、どうやらこの先トンネル内が工事中のため、
            弱冠迂回しなければならないからと言うことが判明する。
            結局渋滞を抜けきるのに30分以上費やしたが、その後は順調に走行。
            本州に入ってから、基本的に長距離移動は道がすいている深夜にやっている。
            そのため平均100キロちょいの安定したスピードで走行することが
            できるわけである。弱点としては周りが暗くて標識が見にくいのと、
            やはり眠たくなると言うのと、トラックが多いと言うことだろうか?

            時刻が12時を過ぎるころには後ろの座席のZenとACEは寝ていた。
            隣の助手席でKairuは携帯用ファミコンでドラクエVをやりながら
            俺の会話相手となる。
            時間が1時ぐらいのころ、まもなく箱根の山を迂回して1号線と246号線が
            合流するポイントに近づく。隣を見るとKairuが戦闘中であった。
            2分後、ちらっと隣を見るとまた戦闘中だった。そういや頑張ってお金を貯めて
            最強装備にすると言ってたし頑張っているんだなぁと思う。
            さらに2分後となりを見てみる。と、ここで違和感が。
            今回も戦闘中だったのだが、さっきから画面に表示されている敵が
            全く変わっていないのである。
            そこで判明。KairuはドラクエVをしながら寝ていた。
            まあこのまま寝かしてやってもいいのだが、電池がドンドン消費されていくし
            俺も一人で運転するのは暇なので起こした。
            本人は『寝てない、寝てない。』と言っていたが、明らかに寝ていた。

            さて、そんなこんなで1号線と合流し、引き続き名古屋を向かう。
            そして順調に走っていたはずが、またもや同じミスを犯してしまった。
            どこで間違えたか、今回は検討も付かなかないが、いつの間にやら
            1号線バイパス(有料道路)に突入していることに判明。
            またしても急遽次のインターで降りる。
            今回はお金いくらとられるのかと思いきや、何と料金所は閉まっており
            「そのままお通り下さい」との看板が。
            どうやら昼間だけお金を徴収するのらしい。
            それをもっと早く知っていたら、このままバイパスを突っ切っていったものを。
            余談になるが、有料か無料かは知らないが、静岡県にはこういった
            1号線のバイパスが3〜4つほどあるわけである。

            静岡、浜松と通り、豊橋を越すころには、うっすそらが明るくなってきた。
            それに平行して俺の眠さも限界に近づいてきていた。
            もうここまで来ると名古屋までは50Kmもないので、そろそろ寝ることにした。
            しばらく走ると、コンビニが見えてきたが、またそこの駐車場がかなり大きい。
            というわけで駐車場の端っこの方に車を止めて睡眠にはいる。
            早朝なのであまり暑くなく、眠さもピークに来ていたためにすぐに眠りに落ちる。
            まあこの後、また色々と同じ失敗をおかすことになる訳なのだが。