むやみに爆走




そもそもの始まりは、9月15日辺りに起こった。
車に乗ろうと思ったら、免許が見あたりません。
その後部屋の中を詮索するも、一向に見つかる気配がなし。
と言うわけでつにに9月の25日辺りに、警察に免許紛失届を出すはめになった。

さて、それから約3週間ちょい。結局免許は見つからずじまい。
と言うわけで、免許書の再交付@守山免許センターですわ。
しかし難点は一つ、平日の昼間しかやっていないと言うこと。
偶然10月23日の月曜日だけがあいていたので(2限休講、3限は元々出てない)
取りに行くことにする。
と言うか、この日に取りに行かないとイブ祭の時(11月25日以降)
辺りまで取りに行ける日がないので、何としてもこの日に行かなければならなかったのである。

しかし何の因果か、まさか雨降るとはねえ。しかも結構きつい。
免許センターは交通の不便なところにあるので、自転車で行こうと思ったのに。
なんてったって、片道1時間15分ぐらいで、1000円もかかるし。

とりあえずは警察署に行って、再交付の手続きをし、手数料3500円をとられる。
雨が降っているので、あきらめて電車で行こうかと思ったが、
手数料3500円がかなり痛かったために、無謀にも自転車で免許センターに行くことにする。
その距離おおよそ23km。家から京都までとほぼ同じ距離である。
昔は京都まで自転車で1時間かけて行ったこともあるので、まあ大丈夫であろうと思った。

とりあえずは防水のきいた靴を履いて、傘を差しながら自転車に乗って、12時に家を出る。
唐橋を渡り、湖岸道路を走っていたのだが、風があまりにも強い。
自転車で走っているのも拍車をかけ、雨が斜め45度から振ってくる。
それを必死で防ごうとするために、危うく傘が飛びかけたり、手がつりかけたりする。
近江大橋のとこまで来たときに、湖岸道路を走っていくのは無謀だと思い、
進路を浜街道の方に変更する。

12時15分、石山付近。ズボンがだんだん濡れてきた。
12時25分、瀬田付近。下半身がびしょびしょになってくる。
12時40分、南草津付近。靴の中だけは防水のためにほとんどぬれていないが、もはや何の意味もない。
12時55分、草津付近。もうこのころになると、傘の役目は上半身を守ることになる。
13時05分、栗東付近。水たまりに突っ込もうが、車に水をかけられようが、全然気にしなくなる。
13時20分、守山(琵琶湖大橋分岐)付近、とりあえず目的地が近いことが分かり安心する。
13時30分、免許センター着。

およそ1時間半もかかってしまった。雨さえ降っていなかったら1時間ちょいで行けたものを。
おかげで腰から下がずぶぬれ状態。
とりあえず窓口で手続きをし、色々と事務処理をして、
14時45分頃にようやく免許を再交付してもらう。

帰りは湖岸道路の方から帰ることにする。
琵琶湖大橋とイーゴス108に別れを告げ、自転車をこぎ出す。
しかし行きしも長かったが、帰りはもっと長く感じる。
草津まで11kmとか、近江大橋まで10kmという看板を見たときは、さすがにへこんだ。
自転車で走ること1時間ぐらいたっただろうか?
なんせ片手でハンドルを握り、片手で傘を持っているので、時間を確認することが出来ない。
ようやく瀬田まで9kmと言う看板が見えたとき、希望が見え始めた。
そしてしばらくこいでると、懐かしの近江大橋が見え始める。

そんなこんなで家に到着したのが16時30分頃。
1時間45分かかった計算になる。やはり帰りの方が疲れていたからだろう。
こうしてずぶ濡れになりながらも。交通費2000円を浮かすことに成功した。
その日は当然早く寝た。
しかし翌日、腰と、傘を持っていた右手が筋肉痛になってしまったのだが。