コントロールチェンジ一覧表
(音源によっては対応していないコントロールチェンジもあります)


No. 機能 説明
0 バンクセレクト(MSB) 音色(楽器)の切り替え
1 モジュレーション モジュレーション(周期的に音が変化する効果)の深さ
2 ブレスコントローラー 息を吹き込む強さによって音色や音量などを調節する
3 − 
4 フットコントローラー 足で操作するペダルタイプの操作
5 ポルタメントタイム ポルタメント(65)の変化時間の調節。デフォルト値は0。
6 データエントリー(MSB) RPNやNRPNで選んだコントロールの値を入れる。
7 ボリューム 音量を調節するために使用される
8 バランスコントロール 音量バランスを調節。0左〜64中央〜127右 。
9
10 パンポット パートの左右間の音像定位を128ステップで設定。0左〜64中央〜127右
11 エクスプレッション 抑揚表現・音量を調節するために使用される。初期値は127。
12 エフェクトコントロール1 DTMでは使われない。
13 エフェクトコントロール2 DTMでは使われない。
14
15
10〜19 ジェネラルパーパスコントローラ 不明。
20〜31
32 バンクセレクト(LSB) バンクセレクトMSB(0)とあわせて拡張音色を選ぶのに使う。
33 モジュレーションホイール 使われない。
34 ブレスコントローラ 使われない。
35
36 フットコントローラ 使われない。
37 ポルタメントタイム 使われない。
38 データエントリー(LSB) NRPN設定するときにまれに使うらしい。
39 チャンネルボリューム 使われない。
40 バランス 使われない。
41
42 パン 使われない。
43 エクスプレッション 使われない。
44 エフェクトコントロール1 使われない。
45 エフェクトコントロール2 使われない。
46
47
48〜51 ジェネラルパーパスコントローラ 使われない。
52〜63
64 ホールド1 ピアノのダンパー(サスティーン)と同様に、キーオン中の音とそれ以降の音を伸ばす。
0〜63(0)でOFF、64〜127(127)でON。
65 ポルタメント 前の音からなめらかにピッチが変化する。
0〜63(0)でOFF、64〜127(127)でON。初期設定値はON。
66 ソステヌート ピアノのソステヌートと同様に、現在キーオン中の音を伸ばす。
0〜63(0)でOFF、64〜127(127)でON。
67 ソフトペダル 音を柔らかくする。ピアノの弱音ペダルの働き。
0〜63(0)でOFF、64〜127(127)でON。
68 レガート・フットスイッチ DTMでは使われない。
69 フリーズ(ホールド2) 使われない。(不明)
70 サウンドバリエーション 使われない。(不明)
71 ハーモニックインテンシティ レゾナンス。値が大きくなると癖のある(鼻をつまんだような?)音になる。
デフォルト値は64。
72 リリースタイム 値が大きくなると余韻が長くなる。ピアノのような減衰系の音に有効。
73 アタックタイム 値が大きくなると音の立ち上がりが緩やかになる。
74 ブライトネス 値が大きくなると、音が明るくなる。レゾナンス(71)とよく組み合わせて使われる。
デフォルト値は64。
75〜79 サウンドコントローラ(5〜10) 70〜74と同種のコントローラとして設定はされているが、未定義。
80〜83 ジェネラルパーパスコントローラ 16〜19と同じ種類のコントローラ。
84 ポルタメントコントロール ポルタメントを開始するキー(音程)を決める。
85〜90
91 リバーブ(汎用エフェクト1) 残響音の効果を出すエフェクト。デフォルト値40。
92 トレモロ(汎用エフェクト2) トレモロをかける。現在は使われない。
93 コーラス(汎用エフェクト3) 音に厚みを付け、音像を拡大する。
94 セレステ(汎用エフェクト4) ディレイ。音に遅延効果を与える。
95 フェイザー(汎用エフェクト5) DTMでは使われない。
96 データインクリメント RPNで設定した値を、ひとつ増やす。
97 データデクリメント RPNで設定した値を、ひとつ減らす。
98 NRPN(LSB) ノン・レジスタード・パラメーター・ナンバー。
機器固有の機能を設定ができる拡張領域。
二つ組み合わせ、更にデータエントリーで値を設定して、
音色を変化させたり、ドラムのパンを変えたりできる。
99 NRPN(MSB)
100 RPN(LSB) レジスタード・パラメーター・ナンバー。
MIDI規格で機能が定義されている拡張パラメーター。
二つ組み合わせ、更にデータエントリーで値を設定して、音色の変化の仕方を決める。
ピッチベンドのかかりぐあいを変化させたり、全体のチューニングを変えたりする。
101 RPN(MSB)
102〜119
120 オールサウンドオフ すべての音を止める。値127。
121 リセット オールコントローラ すべてのコントロールチェンジを、0に戻す。値127。
122 ローカルコントロール 音源に、更にMIDI音源内蔵のキーボードをつないで使ったりするときに、
キーボーど側の音源を使わないようにしたりする。値127。
123 オールノートオフ すべての音を止める。値127。
124
125 オールノートオフ 123と同じ。
126〜127 オールサウンドオフ 120と同じ。




NRPNの使い方(通常) NRPN(LSB)=* NRPN(MSB)=1 Data Entry=*
この設定で音色パラメータを制御する。
NRPN(LSB)=8 Vibrato Rate 音の震える速さを指定する。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=9 Vibrato Depth 音の震える大きさを指定する。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=10 Vibrato Delay 音の震るまでの時間を指定する。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=32 TVF Cutoff Freq 大きくしすぎるとゆがんだ音に、
小さくしすぎるとこもった音になる。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=33 TVF Resonance TVF Cutoff Freqを強調する。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=99 Attack Time 音が完全に鳴りきるまでの時間を設定する。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=100 Delay Time 音が完全に鳴りきった後の減衰の時間を設定する。デフォルト値は64。
NRPN(LSB)=102 Release Time NoteOff後の残響音を設定する。デフォルト値は64。
     
NRPNの使い方(ドラム) NRPN(MSB)=* NRPN(LSB)=NoteNO Data Entry=*
この設定でドラムの設定をする。
NRPN(MSB)=24 Pitch 指定した種類のドラムの音程を設定する。
NRPN(MSB)=26 TVA Level 指定した種類のドラムの音量を設定する。
NRPN(MSB)=28 Panpot 指定した種類のドラムの位置を設定する。
NRPN(MSB)=29 Reverb 指定した種類のドラムの残響音を設定する。
NRPN(MSB)=30 Chorus 指定した種類のドラムの厚みを設定する。
Delayと同時には使えない。
NRPN(MSB)=31 Delay 指定した種類のドラムのエコーを設定する。
Chorusと同時には使えない。
     
RPNの使い方 RPN(LSB)=0 RPN(MSB)=0 Data Entry=12
この設定で、ピッチベンドの設定範囲が1オクターブになる。
DataEntryの値によって半音ごとに設定範囲が設定される。
RPN(LSB)とRPN(MSB)を送信後にData Entryを送信する。
RPN MSB :0 RPN LSB :0
Data entryMSB :0-2-24
Data entryLSB :0
Pitch 0-2-24半音=2オクターブ
半音ステップで上下それぞれ2オクターブまで指定可能。
ピッチベンドチェンジで可変させる最大音域を設定する。
初期値は上下それぞれ最大2半音だが変化量が足りないときに使用。
互換性を顧慮する場合には12半音=1オクターブまでとするのがよいかも。
RPN MSB:1 RPN LSB: 0
Data entryMSB :0-64-127
Data entryLSB :0-127
マスター・
ファイン・
チューニング
パートごとのチューニング。詳細は省略
RPN MSB: 0 RPN LSB: 2
Data entryMSB 40-64-88
マスター・
コース・
チューニング
半音単位でチューニング。
(-24 - 0 - +24半音)
RPN MSB: 127
RPN LSB: 127
RPNヌル RPNおよびNRPNが指定されていない状態にする。
設定後受信したデータ・エントリーは無視。設定済みの値は変化しない。
複数のRPNおよびNRPNの異なるパラメータが混在する時、
設定済みのパラメータ値がデータ・エントリーの受信により
誤作動するのを防止する。




・使い方の注意
   Volume
     Volumeはパートの音量を設定するもので、音符に強弱を付けるものではない。
     他のパートとの音量のバランス等を調整するために使う。

   Velocity
     Verocityは音符に強弱を設定するもので、演奏時の強弱設定の中心となる。

   Expression
     Expressionは、発音中の音の強弱を設定するもので、これも音符に強弱を付けるものではない。
     例としては、音が発音している最中にだんだん音量を強くする、又は、弱くする時に使う。


   NRPN
     GMリセットがかかっている時には使用できない。