2つの分析方法と1つの理論



始めに

さて実際株を買う時、「どの会社の株を・いつ・どのような組み合わせ」で買うかということになります。 この、「どの」にあたるのがファンダメンタル分析、「いつ」にあたるのがテクニカル分析 そして、「組み合わせ」にあたるのがポートフォリオ理論です。株式投資をする時、この3つをしっかり 勉強することが大切です。




ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析とは、商品の価値とその変化を分析して相場動向を予想しようとする手法です。 内在的に決定する要素である業績や将来性などが分析対象になります。 たとえば、将来的な新商品の開発や研究内容、企業戦略なども分析対象です。 テクニカル分析とあわせてテクノ・ファンダメンタル分析という言われ方もします。



テクニカル分析

テクニカル分析とは、取引の結果形成された価格の動きを分析して相場の動向を予測しようとするものです。 価格の推移そのものが対象となるため、チャートといわれるグラフに推移が記録され、そこに一定のリズムと その変化のタイミングを読み取ろうとするものです。例として、チャート分析・移動平均線・エリオット波動 などがあります。 私はこれが苦手でしてこういう手法をとってます。ある株を1000株買いたいとするとミニ株で「300・300・400」 といったように期間をあけて分散購入しています。これにより、平均的な価格で購入でき高値で拾うというリスクを回避してます。



ポートフォリオ理論

    投資の3原則

    投資の3原則とは「安全性・収益性・流動性」の3つのことをいいます。 安全性とは、投資元本回収の確実性、いいかえると「会社が負債をかかえ倒産する可能性があるか?」つまり、投資元本が 損失なく回収される度合いをいいます。 流動性とは、換金の容易性。売りたいときに売れ、買いたい時にかえるか?ということです。店頭銘柄は東証1部にくらべ流動性 や安全性は、極めて低いといえるでしょう。 収益性とは、投資の結果得られるもうけ、つまり投資資産に対する収益の高さの割合のことです。これは、東証1部だとか店頭 だとか、会社の大きさが関係するものではありません。店頭でも儲かっているとこはもうかってます。 株式を買う時この3原則がどうなっているか、よく考えることは重要です。

    ポートフォリオ理論

    ポートフォリオとは、投資家の資産をいみします。ポートフォリオ理論とはその合理的な組み合わせのことです。 しかし、一般的にポートフォリオというと、ポートフォリオ理論をさすことが多いです。
    「玉ごを1つのざるに盛るな」ということわざがあります。ポートフォリオの考えもこれと同じです。 投資の対象となる資産はおのおののメリット・デメリットをもちます。「株」は、ハイリスク・ハイリターンの店頭株 IT・ハイテク銘柄、日経平均と負の相関をもつ医薬品銘柄(デフェンシブ銘柄とか呼ばれます)、比較的変動のすくない 大手の大型株など、業種によってさまざまな特徴をもっています。1つの株に全財産をつぎ込むのも1つの投資方法ですが、それでは、 リスクが高すぎます。だから、合理的な分散投資をするためにポートフォリオの知識が必要になってくるのです。 まあ、100万くらいの投資額で3〜5種類くらいの銘柄を買うのであれば、難しく考えず、同じような業種の株ばかり 買わないよう注意すればいいとおもいます。例えばば、「ソニー・萬有製薬・東京三菱銀行」みたいに違う業種を織り交ぜて 買うことを心がければ、いいのではないでしょうか。