新型インフルエンザ

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さて、うちの周辺では新型インフルエンザがピークを迎えています。
元々10月にピークが来ると厚労省からの報告がありまして、その通りに推移しています。
エリア傾向としては、だんじりなどのお祭りが終わったあとに
流行してきたと、小児科の先生方が言っておられました。


さて、今回の新型インフルエンザの傾向ですが、
季節性のインフルエンザとあまり大差がない感じです。

ただ高齢者はかかりにくく、比較的若い年齢の人がかかりやすいようです。
患者の7割は5-19歳です。
また症状は普通のインフルエンザと同じですが、希に急速に重傷化することがあり
最悪の場合死に至るケースも報告されているため、油断はできません。
死亡率は季節性と同じか、それよりも若干低い傾向にあります。


現在の流行状況を、国立感染症研究所 感染情報センターのデータでお示しします。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/01flu.html

全国平均の定点調査は17.65すで、更に流行拡大中です。
都道府県別で定点あたりの発生報告が大きいのは、
北海道57.93、愛知31.78、福岡29.08、神奈川25.19、大阪23.25などの順となってます。

北海道では既に今年の冬季の流行のピークを大きく上回っており、
その他のエリアでも本格的な流行となってきています。


一方の新型インフルエンザのワクチンに関しては、医療機関を優先に
今週から摂取が始まっています。
言われているように、希望者に対する量が不足しているために
ハイリスク群の患者さんや、妊婦・乳幼児・高齢者に対してのみに
なる可能性も高いです。
そもそも医療機関向けも、Dr.や看護師のみにしか回らないかもしれませんので。

まぁ普段通りの対策をして、あまりナーバスにならない方が良いのかもしれませんね。
どのみち対処法は、季節性インフルエンザと同じですから。
心配な方は、個人でできる感染予防を心がけておいてください。

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