パトレイバー 劇場版 第2作 における口蹄疫問題

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口蹄疫で殺処分30万頭超
避難の種牛1頭口蹄疫の疑い
忠富士、既に症状...周囲にウイルスまき散らす?

ついこの間まで、『こうていえき』と言えばユンケルしか知りませんでしたが。


それにしても、初期対応に失敗すると、ここまで酷いことになるのかというのを
体現したのが、今回の口蹄疫だったような気がします。
去年の新型インフルエンザウイルスや、SARSなどもあり、
ウイルスの驚異については重々分かっているつもりなのに。

宮崎牛の壊滅と、松阪牛などへの大打撃、周辺地域への影響を考えると
状況の回復には10年単位の時間がかかりそうです。


ここ数年は国産和牛の価格が上がりそうな感じですね。
まぁ私はあまり高級国産和牛を食べられる立場ではありませんが。
とりあえずは輸出禁止となっておりますので、
希少な国産和牛は日本国内で細々と消費するのが良いのかもしれませんね。

ちなみに最近の政府・赤松大臣と、宮崎・東国原知事とのやりとりを見ていて、
さながら劇場版バトレイバー2のような状況だなぁと思いました。
これはもう戦争状況です。

『だから! 遅過ぎたと言ってるんだ!』
『口蹄疫を止めることは出来なかったけど、俺たちの勝負は終わっちゃいない』
『宮崎牛は壊滅したよ、多分。だが、戦力はある。戦力はまだあるさ』


パトレイバー 劇場版 第2作より

『食肉産業の風説被害を楯に、いたずらに情報公開を避け、種牛の避難や消毒を遅らせ、
 事態をここまで悪化させた責任を誰がどのように取るのか。
 国内の秩序を論じるなら、まずそのことを明らかにして頂きたい』

『事は既に政治の舞台に移されている。今は国民を刺激することなく、
 その行動において協調を図り、撤収の早期実現を模索すべき時だ』

『その為にも政府がその責任を明確にし、自らの非を世間に正されてはいかがです』

『治安を預かる政府が自らの失態を認めるがごとき行動は、
 いたずらに社会の不安を増長させることにもなる』

『この期に及んでもまだそのような妄言を。あなた方はそれでも政治家か!』

『宮崎ををここまで育て上げた功労者の一人と思えばこそ大目に見てきたが、
 その暴言は最早許せん。
 東国原知事、宮崎県知事および口蹄疫対策隊長の任を解き、別命あるまでその身柄を拘束する』

『私に手を触れるな!』

『後藤君。君はどう思うかね』

『戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。
 そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。
 戦争に負けている時は特にそうだ』

『何の話だ。少なくともまだ戦争など始まってはおらん』

『始まってますよとっくに! 気付くのが遅過ぎた。
 口蹄疫が流行しだすGWの前、いやその遥か以前から戦争は始まっていたんだ』

『突然ですがあなた方には愛想が尽き果てました。自分も東国原知事と行動を共に致します』

『後藤君。君はもう少し利口な男だと思っていたがな。二人とも連れて行け』

『報告!たった今、避難の種牛1頭に口蹄疫の疑いが!予想殺処分数30万頭!』

『だから! 遅過ぎたと言ってるんだ!』

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コメント(2)

懐かしい

OVA見直してくるわ

>禅
機動警察パトレイバー2 the Movieは、アニメとしては最高。
パトレイバーとしてはどうなんだろうか?
良くも悪くも押井監督の色が濃く出ていますね。

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