人によって感性は違うもんだから

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何かが流行った時に、その大きさに反比例してアンチも出てくるのは、
もはや公式のような感じになっていますね。
特筆すべき点は、アンチは作品に対してと言うより、
作品の信者を対象としていることが多い点ですね。


アンチはうっとうしいけど、信者もうっとうしい。
例えば泣きゲーとか、感動の映画やドラマとか。
泣く・泣かないっていうのは他人に押し付ける感情じゃないはず。
自分が泣けると思った物だけ、ひっそりと泣けばいいわけで。
泣く自分に酔っているような人は、少し押しつけがましい。


そういった信者に対して、『相変わらずキモいね』って言うアンチも、
分からないわけではない。
『良さが分からないし、そもそもキモイから分かりたくもない。
何故思考停止するかを考えろよ』
って言う感覚なんでしょうね。
お互いに純粋な気持ちなだけに、余計にたちが悪く、縮まらない溝のよう。


『正直どうして人気あるのかわからない』、『理解する気にもならんわ』
と思うことも多いかもしれないけれども、
じゃぁ何故それが今流行っているのか、売れているのか、と考えてみることも、
客観的な目線で見る時には、大事なんじゃないかなぁと思うわけです。


>@riquid
>何故信者は「泣けるからやれ」なのか。
>「自分が泣けたからやれ」と言って欲しいものです。
>すいません、ゲームや映画で泣いた事がない人間の戯言でした。

ええ、そうなんです。本当は共感して欲しいんです。
私だって、自分が感動したものに対して、
他の人も同じ気持ちで感動して欲しいんですよね。
あの作品良かったよねって言って夜な夜な語り合いたいもんなのです。


でも人それぞれ、価値観というものが違いすぎるって言うのも、
痛いほど分かっているわけで。
みんながみんな、自分と同じようには思わない、
むしろ同調する方がまれかもしれないって。


で、その結果、本当に好きなものに関しては、
最初少しだけ紹介した時の反応がいまいちだった時は、
勧めないようになって来てしましました。
何故なら、自分が本当に好きなものを否定されるのが嫌だから。
否定される可能性があるのであれば、勧めないでおこうって。

『自分が好きなんであれば、否定されてもかまわないんじゃないの?』
と言う意見もあるかもしれませんが、それでもやはり嫌なもんです。
客観的に見る時には必要なものではありますが。


良くない傾向だなぁとは思ってても、何ともならない。
特に昔みたいにみんなが一つのものにはまる時代ではなく、
良くも悪くも、趣味趣向が拡散して言っている時代になってしまったから。

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