素晴らしい音楽と、好きな音楽って、違いますよね?
たまにこれを混同される方っているような気がしますが。
あえて説明するモノではないとは思いますが、個人的な解釈として
・好きな音楽
自分にとって特別な存在である曲
出会えたことに感謝したくなるようなもの
他人にも薦められるかどうかは二の次である
・面白い音楽
心を動かされた音楽、好きな音楽よりは下位
興味が持てる音楽
中毒性が高い音楽
・素晴らしい音楽
『自分が好きどうかよりも、他人が好きと思うかどうか』という評価軸
他人に薦めやすい、これは誰にでも薦められるな感が強い
『客観的』な評価が高い、アベレージの高さ
なので、素晴らしい音楽と好きな音楽は、
=で結ばれる時もあれば、結ばれない時もあると言うことです。
同じ事は売れる(流行る)音楽にも言えるかと思います。
ところで人によっては、『素晴らしい音楽』主義な人と、
逆に『好きな音楽』主義な人がいるわけです。
『素晴らしいもの』というのは、
『客観的な評価が高い』、『クオリティーが高い』
と言うのとほぼ同義語だととらえています。
ですので、これを重要視するのは当然かと思います。
ただそこに、絶対的な評価軸に置くことに関しては疑問があります。
例えば極端な例ですが、
・音程通りきっちり歌う歌手は、音程を若干外している歌手よりも素晴らしいのか
・オーケストラを使った壮大な音楽は、ギター一本の弾き語りよりも素晴らしいのか
と言うようなことです。
そして『素晴らしい』という視点にとらわれすぎると、
客観的な目線で見ているようで、
自分の視野を実は狭めていることになるのではないか思います。
再び一例ですが
・素晴らしいのに周りの評価が低い、売れていない
・あんなのが売れる(流行っている)なんて理解できない
なんて思うことはないでしょうか。
正直、私自身も時々感じることではあります。
その時に、自分には理解できないからと言って、
その段階から先を切り捨てるは簡単です。
しかし、自分にとって『面白い(素晴らしい)とは思えない』というものが、
他の人(世間)にとっては『面白い(素晴らしい)』と絶賛されている時。
それは自分と他の人(世間)とのズレを知る良い機会であって、
『面白い(素晴らしい)と言われているもの』の要素を見つける
機会にもなるのではないかと思うのです。
客観的な評価がもてる人だからこそ、
このあたりは抑えておきたいポイントでは無かろうかと、
私見ではありますが、思うわけです。
そして個人的には、素晴らしいかどうかに関係なく
自分の好きな作品は好きと言っていきたいと思っています。
素晴らしい作品でなくても、好きな作品ってあるじゃないですか。
それをこれからも大事にして行けたらと思います。
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